特許
J-GLOBAL ID:201503028408153632
降下煤塵量の推定方法、装置、プログラム及び記憶媒体
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
國分 孝悦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-162646
公開番号(公開出願番号):特開2015-031636
出願日: 2013年08月05日
公開日(公表日): 2015年02月16日
要約:
【課題】発塵源から降下点への風による3次元方向の移流・拡散による飛散挙動を、降雨による洗浄効果の影響を考慮して、煤塵の物質収支に基づいて理論的に求め、降下煤塵量を推定できるようにする。【解決手段】降雨量の範囲をk個に分割し、その分割範囲毎に、風向及び風速の範囲を各々m、n個に分割し、前記風速の分割範囲毎に風速代表値を設定し、各々の前記分割範囲に含まれる時系列計測値の所定期間での頻度を求めることによってm×n行列の風向・風速頻度分布を各々l個作成し、前記風速代表値及び前記風向・風速頻度分布を風向・風速情報とする。風向・風速情報と、発塵情報と、洗浄係数等を用いて煤塵濃度を計算し、さらに降下煤塵量を計算する。煤塵濃度を計算するときに、降雨により大気中の煤塵が洗い流されて地表に降下する降下煤塵量を計算し、降下煤塵量の計算値に加算する。【選択図】図1A
請求項(抜粋):
降雨量、風向及び風速の所定期間における時系列計測値に基づいて、降雨量の範囲をk個の分割範囲に分割し、前記k個の分割範囲毎に、風向及び風速の範囲を各々m、n個の分割範囲に分割し、前記風速の分割範囲毎に風速代表値を設定し、各々の前記分割範囲に含まれる前記時系列計測値の前記所定期間での頻度を求めることによってm×n行列の風向・風速頻度分布を各々l個作成し、前記風速代表値及び前記風向・風速頻度分布を風向・風速情報とする風向・風速情報入力工程と、
発塵源の情報である発塵情報を入力する発塵情報入力工程と、
降雨により大気中の煤塵が洗い流される程度を計算するのに用いられる洗浄係数を求める洗浄係数計算工程と、
前記風向・風速情報と、前記発塵情報と、前記洗浄係数と、前記煤塵の地表での反射率とを用いて、任意の座標点における煤塵濃度を計算する煤塵濃度計算工程と、
前記煤塵濃度に基づいて、任意の降下地点における降下煤塵量を計算する降下煤塵量計算工程とを有し、
前記煤塵濃度計算工程では、降雨により大気中の煤塵が洗い流されて地表に降下する降下煤塵量を計算し、前記降下煤塵量の計算値に加算することを特徴とする降下煤塵量の推定方法。
IPC (1件):
FI (1件):
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