特許
J-GLOBAL ID:201503031617560793

ベーン型圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (7件): 安島 清 ,  高梨 範夫 ,  山東 元希 ,  小河 卓 ,  村田 健誠 ,  大谷 元 ,  横井 堅太郎
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2012000114
公開番号(公開出願番号):WO2013-105131
出願日: 2012年01月11日
公開日(公表日): 2013年07月18日
要約:
ベーンの先端部の摩耗を抑制し、回転軸部を小径で支持できることで軸受摺動損失を低減し、かつローター部の外径及び回転中心の精度を向上させるベーン型圧縮機を得る。式(1)のように、第1ベーン5のベーンアライナー部5c、5dの外周側とベーン先端部5bとの間の距離rvを設定することで、第1ベーン5のベーン先端部5bはシリンダー内周面1bに接触することなく、回転することとなる。ここで、式(1)はrv=rc-ra-rδ、δはベーン先端部5bとシリンダー内周面1bとの間の隙間、raはベーンアライナー軸受部2b、3bの半径、rcはシリンダー内周面1bの半径である。
請求項(抜粋):
冷媒を圧縮する圧縮要素が、 円筒状の内周面が形成されたシリンダーと、 該シリンダーの内部において、前記内周面の中心軸と所定の距離ずれた回転軸を中心に回転する円筒形状のローター部、及び、該ローター部に外部からの回転力を伝達する回転軸部を有したローターシャフトと、 前記シリンダーの前記内周面の一方の開口部を閉塞し、主軸受部によって前記回転軸部を支承するフレームと、 前記シリンダーの前記内周面の他方の開口部を閉塞し、主軸受部によって前記回転軸部を支承するシリンダーヘッドと、 前記ローター部に設けられ、前記ローター部内から突出する先端部が外側に凸となる円弧形状に形成された少なくとも1枚のベーンと、 を備えたベーン型圧縮機において、 前記ベーンの前記先端部の前記円弧形状の法線と、前記シリンダーの前記内周面の法線とが常にほぼ一致する状態で、前記ベーン、前記ローター部の外周部、及び前記シリンダーの前記内周部によって囲まれる空間で冷媒を圧縮するように前記ベーンを支持し、前記ベーンを前記ローター部に対して揺動可能かつ移動可能に支持し、前記ベーンの前記先端部が前記シリンダーの前記内周面側に最大限移動した場合に、該先端部と該内周面との所定の間隙を有するように保持するベーン支持手段を備え、 前記ローターシャフトは、前記ローター部と前記回転軸部とが一体に形成されて構成され、 前記ベーンは、前記フレーム側かつ前記ローター部の中心側の端面、及び、前記シリンダーヘッド側かつ前記ローター部の中心側の端面に設けられた一対の部分リング形状のベーンアライナー部を有し、 前記フレーム及び前記シリンダーヘッドの前記シリンダー側端面に、前記シリンダーの前記内周面と同心の凹部が形成され、 前記ベーンアライナー部は、前記凹部内に嵌入され、該凹部の外周面であるベーンアライナー軸受部で支承され、 前記フレーム及び/又は前記シリンダーヘッドの前記凹部の内側に形成され、前記ベーンアライナー部の前記ローター部の内側方向への移動を規制するストッパーを備えた ことを特徴とするベーン型圧縮機。
IPC (3件):
F04C 18/344 ,  F04C 27/00 ,  F04C 29/00
FI (3件):
F04C18/344 361E ,  F04C27/00 311 ,  F04C29/00 D
Fターム (15件):
3H040AA09 ,  3H040BB01 ,  3H040BB11 ,  3H040CC05 ,  3H040CC14 ,  3H040DD12 ,  3H040DD17 ,  3H129AA05 ,  3H129AA13 ,  3H129AA32 ,  3H129AB03 ,  3H129BB16 ,  3H129BB44 ,  3H129CC05 ,  3H129CC19

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