特許
J-GLOBAL ID:201503032214479984

補償光学素子の設定方法及び顕微鏡

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 保坂 丈世
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-160988
公開番号(公開出願番号):特開2015-031813
出願日: 2013年08月02日
公開日(公表日): 2015年02月16日
要約:
【課題】蛍光を利用することなく、補償光学素子に対してより精度の高い制御パラメータを決定することが可能な補償光学素子の設定方法及び顕微鏡を提供する。【解決手段】走査型顕微鏡10における補償光学素子42の設定方法は、基準位置において第1の波長の照明光により標本の画像を取得してROIを決定する第1のステップと、基準位置において、第2の波長の照明光により基準画像を取得する第2のステップと、補償光学素子42により照明光の波面を2以上の異なる状態に変化させ、各々の状態において、所定位置を含む光軸方向の所定の範囲の複数の位置で第2の波長の照明光によりスタック画像を取得する第3のステップと、スタック画像と基準画像との相関値を算出して判定画像を選択する第4のステップと、基準画像及び判定画像から制御パラメータの最適値を決定する第5のステップと、最適値を補償光学素子42に設定する第6のステップと、を有する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
光源部から放射された照明光の波面を変化させる補償光学素子を含み、前記波面が変化された前記照明光を対物レンズを介して標本に照射する照明光学系と、 前記標本からの光を検出部へ導く検出光学系と、 前記補償光学素子を制御する制御部と、を有する顕微鏡における前記補償光学素子の設定方法であって、 前記対物レンズの焦点面が前記標本の所定位置にあるときに、前記標本を観察する第1の波長の照明光とは異なる第2の波長の照明光により前記標本の画像を基準画像として取得する第1のステップと、 前記制御部は、前記補償光学素子を制御して前記照明光の波面を2以上の異なる状態に変化させ、各々の前記状態において、前記所定位置を含む前記光軸方向の所定の範囲の複数の位置で前記第2の波長の照明光により前記標本の画像を取得する第2のステップと、 前記波面の各々の前記状態において、前記複数の位置の各々に対応する前記標本の画像と前記基準画像との相関値に基づいて判定画像をそれぞれ選択する第3のステップと、 前記基準画像及び各々の状態における前記判定画像のそれぞれについて所定の領域の評価値を算出し、当該評価値及び前記波面の各々の状態に基づいて、新たに前記波面の状態を決定する第4のステップと、 決定した前記波面の状態になるように前記補償光学素子を設定する第5のステップと、を有することを特徴とする補償光学素子の設定方法。
IPC (1件):
G02B 21/00
FI (1件):
G02B21/00
Fターム (6件):
2H052AA07 ,  2H052AB00 ,  2H052AC15 ,  2H052AC34 ,  2H052AD06 ,  2H052AD31

前のページに戻る