特許
J-GLOBAL ID:201503041793274417

車両の駆動制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人青海特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-150418
公開番号(公開出願番号):特開2015-023691
出願日: 2013年07月19日
公開日(公表日): 2015年02月02日
要約:
【課題】運転状況に応じたスリップ復帰処理を遂行することで、操安性の向上と運転者に与える違和感の低減とを実現する。【解決手段】電気自動車100の駆動制御装置は、スリップ輪(左後輪108)におけるトルク値の減少分を、同側非スリップ輪(左前輪104)の駆動モータ122のトルク値に加算して加算トルク値を算出し、許容範囲内に収まる範囲でトルク値を増加させた更新トルク値を、同側非スリップ輪の駆動モータのトルク値として設定する。第1条件を満たす場合、非スリップ側駆動輪(右前輪102、右後輪106)の駆動モータ120、124の現在のトルク値から、加算トルク値と更新トルク値との差分を減算し、第2条件を満たす場合、非スリップ側駆動輪の駆動モータの現在のトルク値に、加算トルク値と更新トルク値との差分を付加する。【選択図】図3
請求項(抜粋):
車両の前後左右に配される4つの駆動輪をそれぞれ独立して駆動する4つの駆動モータと、各駆動モータを、設定されたトルク値に基づいて制御するトルク制御部と、を備えた車両の駆動制御装置であって、 前記車両の走行中に入力される入力情報から路面抵抗値を導出する抵抗値導出部と、 前記抵抗値導出部によって導出された路面抵抗値に基づき、各駆動モータのトルク値の許容範囲を導出する許容範囲導出部と、 各駆動輪の中に、過回転状態にあるスリップ輪があるかを判定するスリップ輪判定部と、 前記スリップ輪判定部によって、過回転状態にあるスリップ輪があると判定されると、該スリップ輪の駆動モータのトルク値を、該判定前のトルク値よりも小さいトルク値に設定するスリップ輪トルク値設定部と、 前記スリップ輪におけるトルク値の減少分を、該スリップ輪と同側の前または後ろに配される駆動輪である同側非スリップ輪の駆動モータのトルク値に加算して加算トルク値を算出する加算トルク値算出部と、 前記加算トルク値算出部によって算出された加算トルク値が、前記同側非スリップ輪の駆動モータにおけるトルク値の許容範囲内にあるかを判定する許容判定部と、 前記許容判定部によって、前記加算トルク値が、前記同側非スリップ輪の駆動モータにおけるトルク値の許容範囲内にあると判定された場合には、該加算トルク値を、該同側非スリップ輪の駆動モータのトルク値として設定し、該加算トルク値が、該同側非スリップ輪の駆動モータのトルク値の許容範囲内にはないと判定された場合には、該許容範囲内に収まる範囲でトルク値を増加させた更新トルク値を、該同側非スリップ輪の駆動モータのトルク値として設定する同側非スリップ輪トルク値設定部と、 前記同側非スリップ輪の駆動モータのトルク値として前記更新トルク値が設定された場合に、前記スリップ輪と左右対をなす駆動輪、および、前記同側非スリップ輪と左右対をなす駆動輪のいずれか一方または双方の駆動モータのトルク値を設定する非スリップ側トルク値設定部と、 を備え、 前記非スリップ側トルク値設定部は、 予め設定された第1条件を満たしているかを判定し、該第1条件を満たすと判定した場合には、現在の駆動モータのトルク値から、前記加算トルク値と前記更新トルク値との差分を減算したトルク値を設定し、該第1条件と排他的な条件として予め設定された第2条件を満たしている場合には、現在の駆動モータのトルク値に、該加算トルク値と該更新トルク値との差分を付加したトルク値を設定することを特徴とする車両の駆動制御装置。
IPC (2件):
B60L 15/20 ,  B60K 17/356
FI (3件):
B60L15/20 Y ,  B60L15/20 S ,  B60K17/356 B
Fターム (19件):
3D043AA01 ,  3D043AB01 ,  3D043AB17 ,  3D043EA05 ,  3D043EE02 ,  3D043EE07 ,  3D043EE12 ,  3D043EF14 ,  3D043EF24 ,  5H125AA01 ,  5H125AB01 ,  5H125AC12 ,  5H125BA07 ,  5H125CA02 ,  5H125DD16 ,  5H125EE49 ,  5H125EE51 ,  5H125EE52 ,  5H125EE63
引用特許:
審査官引用 (5件)
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