特許
J-GLOBAL ID:201503045980271370
電源電流監視装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
服部 雅紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-219111
公開番号(公開出願番号):特開2015-080991
出願日: 2013年10月22日
公開日(公表日): 2015年04月27日
要約:
【課題】2系統の駆動回路の1系統で電源電流の過電流が1回検出された後、当該仮異常系統について電源リレーのオフとオンを繰り返す反復監視処理によって短絡異常を確定する電源電流監視装置において、電源リレーをオンしたとき正常系統から流れ込むコンデンサ突入電流に起因する誤検出を防止する。【解決手段】電源電流監視装置は、仮異常系統についての反復監視処理において、少なくとも、仮異常系統の電源リレーをオンしてから再びオフした後の所定期間、正常系統についての電源電流の監視を停止するマスク処理を実行する。これにより、仮異常系統の電源リレーをオンしたとき正常系統から仮異常系統にコンデンサ突入電流Icが流れ込んだ後、仮異常系統の電源リレーを再びオフしたとき、バッテリから正常系統の入力部コンデンサに流れ込む二次突入電流Jbcによって正常系統が過電流異常と判定される誤検出を防止する。【選択図】図7
請求項(抜粋):
バッテリ(47)と、
前記バッテリに対して並列に接続され協働して負荷(80)を駆動する2系統の駆動回路(601、602)と、
前記駆動回路の前記バッテリ側の入力部に設けられる入力部コンデンサ(581、582)と、
前記バッテリの電力が分岐される電力分岐点(54)と前記駆動回路との間に設けられ電力経路を接続又は遮断する電源リレー(551、552)と、
を含む負荷駆動装置(10)に適用され、前記駆動回路に向かって前記電源リレーを通過する電源電流の大きさを系統毎に監視する電源電流監視装置(30)であって、
前記電源電流が流れる電流検出手段(571、572)の両端電圧に基づいて、前記駆動回路の高電位側と低電位側とが短絡する短絡異常が発生したことを判定する異常判定手段(311、312)と、
前記電源リレーの開閉を制御する電源リレー制御手段(391、392)と、
を備え、
前記異常判定手段により、いずれかの系統で所定閾値(Vth)を超える前記電源電流が1回検出されたとき、当該系統を短絡異常の可能性がある仮異常系統であると認定し、当該仮異常系統の前記電源リレーをオフした後、前記電源電流が前記所定閾値を超えた開始時刻(t1)から所定のサイクル時間(Tx)後に再びオンしたときの前記電源電流の大きさを監視する監視サイクルを規定回数繰り返すことにより、所定条件を満たした場合に前記仮異常系統が短絡異常であると確定する反復監視処理を実行し、
前記反復監視処理において前記仮異常系統の前記電源リレーをオンしたとき想定される前記電源電流は、前記仮異常系統の他の系統である正常系統の前記入力部コンデンサから前記仮異常系統に流れ込むコンデンサ突入電流(Ic)、及び、前記仮異常系統の短絡異常が継続している場合に前記バッテリから流れ込むバッテリ短絡電流(Ib)であり、
前記反復監視処理において、少なくとも、前記仮異常系統の前記電源リレーをオンしてから再びオフした後の所定期間、前記正常系統についての前記電源電流の監視を停止するマスク処理を実行することを特徴とする電源電流監視装置。
IPC (4件):
B60R 16/02
, H02M 7/48
, B62D 6/00
, B62D 5/04
FI (4件):
B60R16/02 650S
, H02M7/48 M
, B62D6/00
, B62D5/04
Fターム (30件):
3D232CC34
, 3D232CC40
, 3D232DA15
, 3D232DA63
, 3D232DA64
, 3D232DC09
, 3D232DC34
, 3D232DD10
, 3D232DE09
, 3D232EB11
, 3D232EC23
, 3D232GG01
, 3D333CB02
, 3D333CB12
, 3D333CC43
, 3D333CD32
, 3D333CD52
, 3D333CD53
, 3D333CD58
, 3D333CE30
, 3D333CE36
, 3D333CE40
, 5H007AA17
, 5H007BB06
, 5H007CA02
, 5H007CB02
, 5H007CB05
, 5H007DB02
, 5H007DB13
, 5H007DC02
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