特許
J-GLOBAL ID:201503067944576827
E-カドヘリンの細胞外ドメインの阻害剤を含む併用療法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (6件):
平木 祐輔
, 藤田 節
, 新井 栄一
, 田中 夏夫
, 菊田 尚子
, 村林 望
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-500673
公開番号(公開出願番号):特表2015-514062
出願日: 2013年03月15日
公開日(公表日): 2015年05月18日
要約:
本発明は、この必須膜糖タンパク質の可溶性部分を含むE-カドヘリンを用いた、本発明者らの研究に基づく。本発明の組成物は、(shed sEcad断片中のドメインを含めた)E-カドヘリンエクトドメインの1個以上のEC2〜EC5サブドメイン内部のエピトープを標的化する第1作用物質、及び内皮管形成、血管新生、ヒト上皮増殖因子受容体ファミリー(即ちHER1〜4)、インスリン様増殖因子1受容体(IGF-1R)、任意の他の受容体のチロシンキナーゼ受容体ファミリーメンバー、P13K-MAPK経路、及びP13K/Akt/mTOR経路の1個以上を阻害する第2作用物質を治療有効量含む。組成物は上皮癌の治療において使用することができ、細胞の増殖、移動、及び/又は浸潤性を効率よく阻害することができる。したがって、本発明の組成物を使用して腫瘍の増殖及び転移を阻害することができる。本発明の組成物は、(エストロゲン受容体、プロゲステロン受容体、及びHER2に対して乳癌細胞試験において陰性である)「トリプルネガティブ」乳癌患者、並びにHER2陽性及び他のHER2陰性腫瘍の治療において使用することができる。療法的及び予防的治療法以外に、本発明は、完全長(FL)E-カドヘリン及び可溶性E-カドヘリン(sEcad)の相対量に応じて、及び/又は癌に関する別の予想バイオマーカーで癌を段階付けする方法を特徴とする。FL E-カドヘリンの量に対するsEcadの量が大きいほど、癌は進行している。【選択図】なし
請求項(抜粋):
第1作用物質及び第2作用物質を含む医薬組成物であって、
第1作用物質はE-カドヘリンエクトドメイン又はその可溶性E-カドヘリン(sEcad)断片の第2、第3、第4、又は第5サブドメイン(それぞれEC2、EC3、EC4及びEC5)の1個以上を特異的に標的化するが、E-カドヘリンエクトドメイン又はsEcadの第1サブドメイン(EC1)は標的化せず、
第2作用物質が、セツキシマブ及びパニツムマブが除かれるという条件でHER1を阻害し;トラスツズマブが除かれるという条件でHER2を阻害し;HER3を阻害し;HER4を阻害し;又は以下の受容体ファミリー:VEGFRファミリー、PDGFRファミリー、FGFファミリー、HGFファミリー、Trk受容体ファミリー、Eph受容体ファミリー、AXL受容体ファミリー、TIE受容体ファミリー、RET受容体ファミリー、MuSK受容体ファミリー、若しくはIGFR受容体ファミリーの1個において受容体を阻害し、且つ
一緒にした第1作用物質及び第2作用物質の量が治療上有効である、
前記医薬組成物。
IPC (5件):
A61K 45/06
, A61K 39/395
, A61P 35/00
, A61P 35/04
, G01N 33/68
FI (6件):
A61K45/06
, A61K39/395 D
, A61K39/395 N
, A61P35/00
, A61P35/04
, G01N33/68
Fターム (38件):
2G045AA26
, 2G045DA36
, 2G045FB03
, 4B024AA01
, 4B024CA01
, 4B024CA09
, 4B024CA11
, 4B024CA20
, 4B024EA04
, 4B024HA01
, 4B024HA08
, 4C084AA20
, 4C084MA02
, 4C084MA52
, 4C084MA56
, 4C084MA59
, 4C084MA63
, 4C084MA66
, 4C084NA05
, 4C084NA14
, 4C084ZB261
, 4C084ZC411
, 4C085AA13
, 4C085AA14
, 4C085AA15
, 4C085CC23
, 4C085GG02
, 4C085GG03
, 4C085GG06
, 4C085GG08
, 4C085GG10
, 4H045AA30
, 4H045BA10
, 4H045CA40
, 4H045DA75
, 4H045DA76
, 4H045EA20
, 4H045FA74
引用特許:
引用文献:
審査官引用 (3件)
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Oncogene, 2009, Vol.28, p.1206-1217
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Oncogene, 2009, Vol.28, p.1206-1217
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J.mammary Gland Biol.Neoplasia, 2008, Vol.13, p.485-498
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