特許
J-GLOBAL ID:201503084075548968
レンチウイルスの変異ENVタンパク質及び薬物としてのその使用
発明者:
出願人/特許権者:
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代理人 (5件):
野河 信太郎
, 甲斐 伸二
, 金子 裕輔
, 稲本 潔
, 冨田 雅己
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-545294
公開番号(公開出願番号):特表2015-505836
出願日: 2012年12月07日
公開日(公表日): 2015年02月26日
要約:
本発明は、免疫抑制特性を実質的に欠いているレンチウイルスの変異ENVタンパク質若しくは該レンチウイルスの変異ENVタンパク質の変異体又は上記タンパク質のフラグメントを活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む医薬組成物に関する。【選択図】なし
請求項(抜粋):
a) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、配列番号216、配列番号420及び配列番号421からなる群から選択される1つの配列に少なくとも70%の同一性、好ましくは少なくとも80%の同一性を有し、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであるか又は欠失されており、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであるか、或いは、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか又は欠失されているか、或いは、
XaはA、F、G、L若しくはRであるか又は欠失されており、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか又は欠失されている)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、変異ENVタンパク質又は
b) 免疫抑制活性を実質的に有しない、前記ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、
前記フラグメントは少なくとも40アミノ酸を含み、
前記フラグメントは以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであるか又は欠失されており、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであるか、或いは、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか又は欠失されているか、或いは、
XaはA、F、G、L若しくはRであるか又は欠失されており、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか又は欠失されている)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、フラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む医薬組成物であって、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は前記フラグメントの前記免疫抑制活性が実質的に存在しないことは、移植された腫瘍細胞の拒絶と関係あるインビボアッセイであって、
前記腫瘍細胞が前記変異ENVタンパク質又は前記フラグメントのいずれかを発現するように形質導入されている(変異ENV腫瘍細胞)か、又は、
前記腫瘍細胞が前記野生型ENVタンパク質又はそのフラグメントを発現するように形質導入されている(野生型ENV腫瘍細胞)か、又は、
前記腫瘍細胞が形質導入されていない(正常腫瘍細胞)
アッセイにおいて、以下の比率:
前記変異ENVタンパク質又は前記フラグメントの免疫抑制インデックス(imutated env)/野生型ENVタンパク質の免疫抑制インデックス(iwild type env)(ここで、imutated envは:(変異ENV腫瘍細胞が到達した最大面積 - 正常腫瘍細胞が到達した最大面積)/(正常腫瘍細胞が到達した最大面積)によって定義され、かつ、
iwild type envは:(野生型ENV腫瘍細胞が到達した最大面積 - 正常腫瘍細胞が到達した最大面積)/(正常腫瘍細胞が到達した最大面積)によって定義される)
が0.5未満である
という事実によって評価されなければならない、医薬組成物。
IPC (11件):
A61K 38/00
, C12N 15/09
, C12Q 1/06
, C07K 14/155
, A61K 48/00
, A61P 37/04
, A61P 31/12
, A61P 31/18
, A61K 39/00
, A61P 43/00
, A61K 45/00
FI (11件):
A61K37/02
, C12N15/00 A
, C12Q1/06
, C07K14/155
, A61K48/00
, A61P37/04
, A61P31/12
, A61P31/18
, A61K39/00 H
, A61P43/00 121
, A61K45/00
Fターム (42件):
4B024AA01
, 4B024AA14
, 4B024BA32
, 4B024CA01
, 4B024CA11
, 4B024EA02
, 4B024EA04
, 4B024HA11
, 4B024HA17
, 4B063QA01
, 4B063QA18
, 4B063QQ08
, 4B063QQ13
, 4B063QQ42
, 4B063QQ79
, 4C084AA01
, 4C084AA02
, 4C084AA06
, 4C084AA13
, 4C084AA19
, 4C084BA02
, 4C084BA23
, 4C084CA01
, 4C084MA02
, 4C084NA14
, 4C084ZB091
, 4C084ZB331
, 4C084ZB332
, 4C084ZC551
, 4C084ZC751
, 4C085AA03
, 4C085BB11
, 4C085CC08
, 4C085CC21
, 4C085EE01
, 4H045AA11
, 4H045CA05
, 4H045DA50
, 4H045DA86
, 4H045EA31
, 4H045EA53
, 4H045FA74
引用文献:
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