特許
J-GLOBAL ID:201503085878968288

再生熱可塑性樹脂組成物の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柳川 泰男
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-229705
特許番号:特許第5692667号
出願日: 2013年11月05日
要約:
【課題】タルクを主成分とする無機材料フィラーを含有する熱可塑性樹脂組成物の成形体廃棄品の粉砕物から、物性が優れた熱可塑性樹脂組成物成形体を製造するために用いられる再生熱可塑性樹脂組成物を製造する方法を提供する。 【解決手段】 タルクを主成分とする無機材料フィラーを含有する熱可塑性樹脂組成物の成形体廃棄品の粉砕物から熱可塑性樹脂組成物成形体製造用の再生熱可塑性樹脂組成物を製造する方法であって、タルクを主成分とする無機材料フィラーを含有する熱可塑性樹脂組成物の成形体廃棄品の粉砕物を用意する工程;上記粉砕物もしくはその溶融物に平均粒子径が1〜10μmのタルクを添加して混合物を得る工程;そして、上記混合物を加熱溶融することにより熱可塑性樹脂組成物の溶融物を得る工程を含む方法。 【選択図】なし
請求項(抜粋):
【請求項1】 5〜30質量%の範囲の量にて含有される無機材料フィラーの90質量%以上がタルクであることが既知であるポリプロピレン樹脂組成物の成形体廃棄品の粉砕物を原料として、予め決められた物性値そして該ポリプロピレン樹脂組成物の成形体廃棄品から製造した成形体に比べて高い曲げ弾性率と高い荷重たわみ温度を示すポリプロピレン樹脂組成物成形体を製造するための再生ポリプロピレン樹脂組成物を製造する方法であって、下記の工程を含む方法: 5〜30質量%の範囲の量にて含有される無機材料フィラーの90質量%以上がタルクであることが既知であるポリプロピレン樹脂組成物の成形体廃棄品の粉砕物を入手する工程; 上記粉砕物に含まれる無機材料フィラーの量を測定する工程; 上記粉砕物もしくはその溶融物に平均粒子径が1〜10ミクロンのタルクを添加して、添加したタルクを含む無機材料フィラーの量を別に定めた量にて含有する混合物を調製する工程、ただし、添加するタルクの量は、それと前記の無機材料フィラーの測定量との合計量が、別に作製した、上記再生ポリプロピレン樹脂とタルクとの混合物から製造されるポリプロピレン樹脂組成物成形体の物性値と混合物中のタルク量との相関関係を示すデータに基づいて上記の予め決められた物性値を示すポリプロピレン樹脂組成物成形体が得られるように決定したタルク量とする;そして、 上記混合物を加熱溶融することにより、目的の再生ポリプロピレン樹脂組成物を溶融物として得る工程。
IPC (5件):
C08J 11/04 ( 200 6.01) ,  B29B 17/04 ( 200 6.01) ,  C08J 3/20 ( 200 6.01) ,  C08L 101/00 ( 200 6.01) ,  C08K 3/34 ( 200 6.01)
FI (5件):
C08J 11/04 CEZ ,  B29B 17/04 ZAB ,  C08J 3/20 CER B ,  C08L 101/00 ,  C08K 3/34
引用特許:
審査官引用 (2件)

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