特許
J-GLOBAL ID:201503092396070809
自動変速機用ドグクラッチ制御装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小林 脩
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-225531
公開番号(公開出願番号):特開2015-086937
出願日: 2013年10月30日
公開日(公表日): 2015年05月07日
要約:
【課題】変速時にスリーブを移動させてドグクラッチに係合させる場合、スリーブと遊転ギヤとの間の差回転数を大きく減少させず迅速に変速動作を可能とする自動変速機用ドグクラッチ制御装置を提供する。【解決手段】制御装置10は、第一推力荷重でスリーブを移動させ、高歯の先端部がクラッチ前歯の先端部に位置した第一ストローク位置に到達すると、スリーブへの付勢力を、第二推力荷重とし、高歯の先端部とクラッチ後歯の先端部とが当接しスリーブの移動が停止すると、ストローク位置センサの検出データに基づき高歯の先端部をクラッチ後歯の先端部から予め設定した距離L離間した位置に位置させるように、予め設定した離間時間Tだけ軸動装置をフィードバック制御した後に、高歯の先端部が第二ストローク位置を超えて変位可能である第三推力荷重をスリーブに付与する離間リトライ制御を、高歯の先端部が第二ストローク位置を越えるまで繰り返し実行する。【選択図】図7
請求項(抜粋):
自動変速機の入力軸および出力軸の一方に回転連結され軸線回りに回転可能に軸承された回転軸、前記回転軸に回転可能に支承され前記入力軸および出力軸の他方に回転連結されたクラッチリング、前記回転軸に前記クラッチリングと隣接して固定されたクラッチハブ、前記クラッチハブとスプラインで前記軸線方向に移動可能に嵌合されたスリーブ、前記スリーブを前記軸線方向に移動させる軸動装置、前記クラッチリングの前記スリーブ側に突出して形成され前記スリーブの軸動に応じて前記スプラインと係脱可能に噛合するドグクラッチ部、および前記スリーブの前記軸線方向の移動位置を検出するストローク位置センサを有し、
前記スプラインは、複数の高歯が残りの低歯より歯丈が高く形成され、
前記ドグクラッチ部は、前記高歯と同数であり外径が前記高歯の内径より大きくかつ前記低歯の内径より小さいクラッチ前歯が、前記高歯と対応する位置で前記ドッグクラッチ部の前端面から前記ドグクラッチ部の後端位置まで延在して形成され、
前記スプラインの歯溝と噛合可能なクラッチ後歯が、前記ドグクラッチ部の前記前端面より所定量後退した位置から前記ドグクラッチ部の前記後端位置まで延在して形成されているドグクラッチ変速機構と、
前記ストローク位置センサの検出位置に基づいて前記軸動装置を制御し、前記スリーブを予め設定された複数の推力荷重で移動させる制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
第一推力荷重で前記スリーブを前記ドグクラッチ部側へ付勢して移動させ、前記高歯の先端部が前記クラッチ後歯方向へ変位して前記クラッチ前歯の先端部に位置した第一ストローク位置に到達すると、前記スリーブへの付勢力を、前記高歯の先端部が前記クラッチ後歯の先端部に変位可能である第二推力荷重とし、
前記第二推力荷重で付勢される前記高歯の先端部と前記クラッチ後歯の先端部とが当接し前記スリーブの前記クラッチ後歯方向への移動が停止すると、前記ストローク位置センサの検出データに基づき前記高歯の先端部を前記クラッチ後歯の先端部から予め設定した距離離間した位置に位置させるように、予め設定した離間時間だけ前記軸動装置をフィードバック制御した後に、前記高歯の先端部が前記クラッチ後歯の先端部に位置した第二ストローク位置を超えて変位可能である第三推力荷重を前記スリーブに付与する離間リトライ制御を、前記高歯の先端部が前記第二ストローク位置を越えるまで繰り返し実行する自動変速機用ドグクラッチ制御装置。
IPC (3件):
F16H 61/02
, F16H 61/682
, F16H 61/32
FI (3件):
F16H61/02
, F16H61/682
, F16H61/32
Fターム (12件):
3J067AB23
, 3J067DB32
, 3J067FB71
, 3J067GA01
, 3J552MA04
, 3J552MA13
, 3J552NA01
, 3J552NB01
, 3J552PA20
, 3J552RA02
, 3J552SA26
, 3J552SB33
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