特許
J-GLOBAL ID:201503099410179074

補助ブレーキおよびこの補助ブレーキを備えた車椅子

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人SSINPAT
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-190268
公開番号(公開出願番号):特開2015-054172
出願日: 2013年09月13日
公開日(公表日): 2015年03月23日
要約:
【課題】座部に座っている状態の利用者が、タイヤをロックさせる姿勢に確実に変更できる補助ブレーキを提供する。【解決手段】揺動アーム部材と、揺動アーム部材の姿勢に基いてタイヤ4の回転を許容するカム部材14と、揺動アーム部材とカム部材14との間を連結するワイヤー部材16と、を備えており、カム部材14は、タイヤ4の周面に配置され、利用者45が座部2に座っている状態では、利用者45のふくらはぎ51がレッグベルト11に保持されているとともに、カム部材14は、タイヤ4の回転を許容する姿勢にあり、利用者45が座部2から立ち上がるためにフットプレート7aから足50を離して地面に着いた状態では、利用者45のふくらはぎ51がレッグベルト11を後方側に押圧し、その力により、車椅子本体1aを後方側に移動させる力が作用し、カム部材14の姿勢が、タイヤ4の回転を阻止する姿勢に変換されることを特徴とする。【選択図】図2
請求項(抜粋):
車椅子本体の一部を構成する略L字状の一対のフレーム部に支持された座部から、利用者が立ち上がるときにタイヤに制動力を付与する補助ブレーキであって、 前記一対のフレーム部の垂直方向成分の下端部に、前記利用者の足を配置して支持するためのフットプレートを備え、 さらに前記一対のフレームの垂直方向成分の上端部間に、前記利用者が前記座部に座った場合のふくらはぎを保持するためのレッグベルトが差し渡されており、 前記座部の下面に接離自在に配置され、前記座部に利用者が座っている場合と前記座部に利用者が座っていない場合とにより、異なる方向に回動する揺動アーム部材と、 前記座部に利用者が座っていない場合の前記揺動アーム部材の姿勢に基いて前記タイヤの周面に食い込む姿勢となり、このときの姿勢により前記タイヤの回転を阻止するとともに、前記座部に利用者が座っている場合の前記揺動アーム部材の姿勢に基いて前記タイヤの周面から離反する姿勢となり、このときの姿勢により前記タイヤの回転を許容するカム部材と、 前記揺動アーム部材と前記カム部材との間を連結するワイヤー部材と、 を備えており、 前記カム部材は、前記タイヤの回転が阻止されていない前記補助ブレーキの非制動状態においては、その先端部が前記タイヤに対して周方向前方あるいは周方向後方に向いた姿勢で前記タイヤの周面に配置され、 前記カム部材が前記タイヤに制動力を付与する場合には、当該カム部材の先端部が前記タイヤに対して食い込むように前記タイヤの周面に配置され、 前記利用者が前記座部に座って前記フットプレートに足を乗せた状態では、前記利用者のふくらはぎが前記レッグベルトに保持されているとともに、前記カム部材は、前記タイヤの回転を許容する姿勢にあり、 前記利用者が前記座部から立ち上がるために前記フットプレートから足を離してその足を地面に着いた状態では、前記利用者の前記ふくらはぎが前記レッグベルトを後方側に押圧する力により、前記車椅子本体を後方側に移動させる力が作用し、これにより、前記揺動アーム部材から前記ワイヤー部材、および前記ワイヤー部材から前記カム部材に力が伝達され、この伝達された力により前記カム部材の姿勢が、前記タイヤの回転を阻止する姿勢に変換されることを特徴とする補助ブレーキ。
IPC (1件):
A61G 5/02
FI (1件):
A61G5/02 514

前のページに戻る