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J-GLOBAL ID:201602000003484979   整理番号:65A0262700

アルミニウム合金における高温降伏現象

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資料名:
巻: 29  号:ページ: 85-92  発行年: 1965年 
JST資料番号: G0023A  ISSN: 0021-4876  CODEN: NIKGAV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
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Al-Mg,Al-Cu合金で約350°Cで引張試験すると著しい応力低下をともなう新しい降伏現象を見いだし,これを明らかにするために数種の二元アルミニウム合金を用い室温から500°C問で,種々のひずみ速度で引張試験し次の結果を得ている.この降伏現象の特徴は,溶質,溶媒原子半径の相違の大きいものに見られ,溶質濃度の増大,ひずみ速度の減少で低温にずれる,降伏後加工硬化はゼロで,応力低下は比較的おそく,前降伏応力もかなり大きい.不均質変形はみられず,変形抵抗は結晶粒度に無関係である.この降伏が温度,ひずみ速度に影響されることから変形抵抗のそれらへの依存性は次式で与えられる.ε=Aσnexp(-Uo/kT).Al-5.5at%Mgではn=2.8~3.3Uo=1.4eV,Al-2.2at%Cuではn=4.5,Uo=1.5eVである.これらの結果より,この現象が起こる条件下での塑性変形は転位のまわりの溶質ふん囲気を引張る転位の運動により支配され,著しい応力低下はJohnstonにより提案されたような塑性変形間の動きうる転位の密度の増加によると論述.
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