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J-GLOBAL ID:201602000016509342   整理番号:73A0382132

鉛中毒ラット肝におけるカルシウムの沈着

著者 (3件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 53-57  発行年: 1973年 
JST資料番号: S0030A  ISSN: 0013-273X  CODEN: ESKGA2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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生体における鉛の作用機序を解明するたあ.酢酸鉛溶液を鉛イオンとして200mg/kgの割合で投与したラットの肝臓における生体内微量金属の動態を検討した.鉛投与後の肝臓における銅,亜鉛,マンガン,マグネシウム量は正常の場合と比校して余り変化が認められなかった.これに対してカルシウム量は正常の場合と比較して,約25倍に増大し,鉄含量は正常の場合より1/3に減少した.つぎに酢酸鉛,酢酸カルシウム,酢酸すず,酢酸亜鉛,酢酸マンガンの金属化合物を投与した場合ラットの肝臓中のカルシウム量は酢酸鉛の投与の場合にのみ特異的に増大することがわかった.酢酸すず投与の場合,じん臓中のカルシウム含量は正常の約6倍に増大し,じん臓は白色化していた.酢酸鉛投与後の肝臓中カルシウム沈着は72時間後に最大に達し,投与量の増大により急激に直線性をもって増大した:参15
引用文献 (18件):
  • 2) P. Ehrlich, Charite-annalen, 10, 136 (1885).
  • 3) B.J, Stokvis, Z. Klin. Med., 28, 1 (1895)
  • A.E. Garrod, Lancet, 2, 1323 (1900).
  • 4) 和田攻, 代謝, 7, 741 (1970).
  • 5) O. Schumm, Z. Physiol. Chem., 126, 169 (1923)
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