抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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有機水銀化合物の毒性は生体内での解離と排出との遅速に起因するという立場から,放射能標識物質を静注したラットの各臓器組織中における無機水銀を測定した結果,血しょう,脳,排出系組織中の存在を認めたが,この分布は無機水銀の投与時における臓器分布パターンに対応した解離後の再分布であり,その排出がメチル水銀の体内残留を支配すると考えられた。無機水銀の排出は主としてふん便中である。なおメチル水銀被ばく後の中枢障害が遅延する現象は無機水銀蓄積の面からは説明できず,メチル水銀そのものの生理作用によるものであることが確められた;写図8表7参18