抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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重水素の天然同位体存在比は小さいので,水素の精留による重水素の濃縮に際しては,初段ではD
2でなくHDを濃縮するわけであるが,その精留塔の大きさを決める基とたる分離係数は,HDが10%から90%までの組成の範囲だけしか測られていたいので,10%以下のところは外そうで求めるより他に方法がない。しかしH
2-HD系は理想溶液からの偏りが相当にあるので,HDの濃度の低い範囲の実測のテーターが望まれる。それで筆者は20°KにおけるH
2/HDの二成分混合物の組成と,沸騰を起すときの圧力との関係を,特にHDの濃度の低い節囲について測定した。測定は,クライオスタットを作つて,その中に銅塊を入れ,その銅塊にあけた二つの穴の中にH
2とH
2-HDの液体存それぞれいれて,その温度差を5×10
+6°K以内に保ち,両方の気相の圧力の差を傾斜管式微差圧力計で読み取るような装置を用いて行った。その結果をさきにR,B,Newmanの得た結果と比較すると,第1図のようになる。図ではH
2-HD系中のHDの活動係数γ
HDの対数(およびH
2の活動係数γ
H2の対数)で示してあるが,このようにNewmanの値より相当小さくなっている;図9表3参16(内藤義)