抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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多数のステアリン酸金属塩およびラウリン酸塩によるポリプロピレンの熱酸化分解を酸素吸収法で測定し,またtert-ブチルヒドロペルオキシドの分解をよう素滴定法で検討し,両系における金属塩の接触作用の関係を考察した.ポリプロピレンの熱酸化分解に対する金属塩の接触作用の順位は次のとおりである.Co>Mn>Cu>Fe>V≫Ni>Ti≒Ca≒Ag≒Zn>Al>Mg≒Cd>pure≧Ba≧Sr接触作用の大きいコバルト,マンガン,銅などの金属塩の場合のポリプロピレンの熱酸化分解に要するみかけの活性化エネルギーは,無添加の場合よりも低いが,接触作用の少ない金属塩の場合は約30kcal/molで無添加の場合とあまり変わらない.銅,鉄塩はポリプロピレンの熱酸化分解を促進するが,tret-ブチルヒドロペルオキシドの分解にはあまり影響しない.こられの例外を除くと,系における各金属塩の接触作用には相関関係が認められる.これらの金属の接触作用と酸化還元電位の関係についても考察した:参21