抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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雌雄マウス87匹を使い厚生省の許容基準を下まわる0.6ppmのCd汚染米と,対照として非汚染玄米(Cd0.1ppm)を与えた場合の動物体内へのCd蓄積量の相違を比較する目的で,75週間にわたる飼育実験を続けた.動物を餌の組成によって4群に分け,(1)非汚染米低Ca食,(2)非汚染米高Ca食,(3)汚染米低Ca食,(4)汚染米高Ca食とし,75週間後にと殺し肝臓,じん臓中のCa量を分析した.その結果,(1),(2),(3),(4)各群のCa含有量の平均はじん臓で3.46,1.14,10.40,6.90,肝臓で0.72,0.17,2.27,1.50であって,特に低Ca食の場合にCdの蓄積量が多かった.汚染米投与群のじん臓,肝臓中のCdの蓄積量は実験の中途でと殺または死亡したものに比べ75週間後にと殺したものの方が著しく多量であった.骨の乾重量と灰重量は汚染米食群の方が非汚染米食群に比べ1割前後軽かった:参17