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J-GLOBAL ID:201602000411622204   整理番号:67A0327064

胚発生に及ぼす照射の間接効果 II ラット胎児の死亡率および成長遅滞への卵巣照射,子宮照射,輸卵管照射および接合子照射の寄与

The indirect effect of irradiation on embryonic development III The contribution of ovarian irradiation uterine irradiation oviduct irradiation and zygote irradiation to fetal mortality and growth retardation in the rat.
著者 (2件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 759-773  発行年: 1967年 
JST資料番号: D0484A  ISSN: 0033-7587  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA) 
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姙娠動物に照射を加えた場合,接合子が分化を開始する以前では致死効果が著しいのに対して,活発に分化しつつあると胎児の奇形および成長遅滞となって放射線の効果が表れることが多い。当論文では接合子着床以前の放射線の間接効果をみている。特別に考案した方法で各部をしゃへいして生殖器の部分照射(X線150R)を行なった。姙娠6日目では卵巣遮蔽の有無にかかわらず,胚致死率は照射により一定であった。姙娠初日に子宮又は卵巣を照射しても,それが胚致死率に寄与することはなく,致死率は輸卵管及びそれに含まれる卵への直接照射によってのみ決定されるようであった。卵に対する照射の直接効果である可能性が強いが,当実験では輸卵管に対する病理学的効果の可能性も排除できなかった。初日または6日目に照射した場合,胚奇形の出現頻度は非常に低かった。この場合に脳ヘルニアに皆無であった。これらの結果は動物の奇形現象からヒトの場合を推測することの困難さを示していた。他に,ほ乳動物胚に対する照射の間接効果を扱った文献を綜説的に紹介している;図4表3参23(石川 統)

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