文献
J-GLOBAL ID:201602000509018160   整理番号:63A0211866

熱処理材の防腐効果

著者 (2件):
資料名:
巻: 18  ページ: 323-326  発行年: 1963年 
JST資料番号: F0206A  ISSN: 0026-8917  CODEN: MKOGA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
スギ,ブナ,モウソウチク材を試験体として,Fischer-Trop-sch型レトルトによって炭化温度の上昇は1分間に1°とし,所定温度(130,150,180,200,230,250,280°C)に達したのち室温まで冷却した.JIS Z2119により腐朽試験を行ない,重量減少率,カラサ及び圧縮強度を測定した.熱処理によっていずれも耐朽性が増加し,スギ(容積重0.36)は220°C以上で効果が大きく,250°Cでは重量減少率1.37%,ブナ(0.67)では230°Cで3.34%,タケ(0.75)は230°Cで9.48%,250°Cでは2.78%になった.熱処理によるカタサは,タケの場合,処理材ぱ無処理材に比して硬い.腐朽材のカタサは一般に無処理材に劣るが230°C熱処理材は未処理材と差がない.圧縮強さも同様の傾向がある.なお熱処理材はメープルシラップ状の発色を得るので工芸上の用途が考えられる.
タイトルに関連する用語 (2件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る