抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ガス線源を用いたガンマ線の核共鳴散乱による元素分析のテクニックスが記されている。この方法は前には提案されたことがない。励起された核準位のエネルギーよりわづかに大きいエネルギーのガンマ線で試料を照射し,共鳴的に散乱された放射線を検出することで,特定の元素の濃度に比例する計数率が得られる。元素分析の他の核的方法に比して,このテクニックスの主な利点は特定な元素については簡単でかつ感度がよいことである。ここで用いている方法は.シミュレイトされたboreholeで行なっている。
65ZnI
2と
60CoBr
2のガス線源を用いて銅とニッケルの定量を行っている。シリカの中の試料は
65ZnI
2に対しては,700°C以上.
60CoBrに対しては1050°C以上に加熱され.加熱試料のガンマ線は,内径11.4cmと壁厚が2.5mmのアルミニウムチューブからなるborehole中の散乱体により散乱され,NaI(Tl)検出器で測られている。この方法による感度はコンプトン散乱放射線の強度により制限されることが示されている(永原照明)