抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ラン,Dendrobium nobileの無菌培養における初期生長促進実験を行ない,発芽,生長に及ぼす培養容器,基本培養基の種類並びにキレート剤,生長調整物質添加の影響を調査した結果,発芽と幼苗の生長に対しては,フラスコ容器(100ml)では綿栓>ゴム栓枝付>ゴム栓ビニール管付の順,微量要素添加培養基ではで,KnudsonC(KC)>La Garde(LG)で,基本培養基(KC+微量要素)にEDTAを添加して,初期pHを5.2に調整した培養基中で,幼苗生長は促進され,濃緑色で健全な幼苗が得られた.IAA(0.1,1,10ppm)は発芽,生長を抑制され,GA(1,10,100ppm)は種子の発芽,その後の生長促進に有効で,高濃度(100ppm)では,茎葉の細長い苗が認められた.培養基のpHは,幼苗の生長に伴なって酸性に傾き,特に播種後6週間頃から急速に低下し,12週間後にはほぼ3.7となった.