抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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抽出剤が押出される物質と化合物を形成する場合の分配量の計算はこれまでにも試みられているが,抽出される物質の濃度が高い時には,計算結果が実験と一致しないことが多い。この原因が,抽出時の液相の溶積変化を平衡計算において考慮しないことにあるとし,それを考慮した等温分配曲線の精密計算を行なうた。とりあつかった系は.飽和炭化水素中の20-30%のTBPにより硝酸ウラニール(o--ioog/r)および硝酸(0,5-3M)を同時抽出する場合。硝酸(0.5-3M)を同時抽出する場合。硝酸ウラニールが2分子のTBPと結合する反応,硝酸が1分子あるいは2分子のTBPと結合する反応,および,硝酸ウラニール,硝酸各1分子とTBP2分子とで化合物をつくる反応の4過程を考慮して,それぞれの反応の見かけの平衡定数を,実験的に求められている熱力学的な平衡恒数と活量係数の値を利用して計算。モル濃度表示を用いて,抽出時の溶積変化を考慮した等温分配の一般式を導いた。また,溶積変化が自動的に補正されるモル濃度表示による計算も行ない,それで得られた等温分配曲線が,実験結果とよく一致することを示した(久米三四郎);写図4表2参11