抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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A1-0.6wt%Li合金を2.9×10
19~7.2×10
20/cm
2まで中性子照射すると,室温の引張試験で降伏強さの増加が観られる。この照射効果は350°Cまでの温度で30分間の熱処理を行なうことによって回復することはない。この硬化の原因は転位線に沿って析出したHe原子の集合体によるものであると考えられる。中性子照射後250°C以上の温度で熱処理した試料に観られる硬化はHeの気ほうによるものである。このHeの気ほうによる硬化は強加工した後照射したA1-0.6wt%Li合金にも観られる。A1-2.7wt%Li合金では照射前に存在した析出粒子が中性子照射中に溶け込み,照射後の155~260°Cの間での熱処理によって再び析出し,この材料の硬化に寄与することが観察された