抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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77°Kでガラス状の酢酸フェニルのγ線照射で生ずるイオン種を可視~近赤外吸収スペクトルをESRによってしらべ酢酸フェニルの正負イオンラジカルと同定した。このイオンは赤外光照射で中和しアセチルラジカルを生ずる。MTHFおよびs-BuC1中の酢酸フェニルを77°Kで照射すると22Gおよび14Gの開きをもった二本線ESRスペクトルが観測されるがこれらはそれぞれ酢酸フェニルの負および正イオンラジカルに対応するものと考えられる。77°Kで照射した酢酸フェニルからの主な生成物はアニソール,フェノール,ヒドロキシアセトフェノンでアニソールの収率は酢酸フェニルが多結晶状態のとき,ガラス状態の場合の収率の2倍である。一方多結晶状態からのフェノールの収率はガラス状態のときの半分である(志田忠正)