抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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生後15ケ月の雌雄または生後2年の雄のスパニッシュヤギを用いて,
60Coγ線の緩照射および急照射がヤギの寿命にどのように影響を与えるかを調べた。緩照射の場合には12頭ずつの雄雌のヤギに0,2.6,7.2,15.0,29.6,40.8Rの線量を1日(20時間)で与えた。急照射の場合は生後2年の雄だけに300,400,500R(95R/hour)のγ線を与える実験と500,600,700R(80R/hour)を与え86日後に生残ったヤギについて40Rを1日(20hour)で与える急照射と緩照射を組合せた実験も行なった。緩照射における50%致死線量は7.2,15,30,40R/dayそれぞれで雄の場合8330,3600,2770,2290Rであり,雌の場合それぞれ2650,2415,2450,2000Rであった。2.6R/dayの線量率では照射を開始してから48.5ケ月後でも1/4のヤギしか死亡しなかった。急照射(80,95R/hour)の場合には50%致死線量(LD
50/30)は550Rであった。急照射の後,緩照射を与える実験の結果は,86日間の回復期間をおくことにより,急照射の効果が緩照射に反映されてくることは全然無いことが分った(山元こう二)