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J-GLOBAL ID:201602000779529352   整理番号:61A0161142

過マンガン酸酸化の機作 VI シアンイオンの酸化

The mechanisms of permanganate oxidation.VI.The oxidation of cyanide ion.
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巻: 38  号: 11  ページ: 2237-2255  発行年: 1960年 
JST資料番号: B0228A  ISSN: 0008-4042  CODEN: CJCHAG  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: カナダ (CAN) 
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シアン化物の過マンガン酸酸化の機作を明らかにするために<sup>18</sup>Oをトレーサーとして速度論的研究を行なった。pH12から14,6までの酸化は次式により示される。2MnO<sup>-</sup><sub>4</sub>+CN<sup>-</sup>+20H<sup>-</sup>→2MnO<sup>=</sup><sub>4</sub>+NCO<sup>-</sup>+H<sub>2</sub>O,pH12から6の間では反応は複雑になり,シアン酸塩,二酸化炭素,シアンイオンが非化学量論的に生成し,pH9~6でシアノーゲンを生成する。よう度滴定と分光光度法による過マンガン酸の還元速度は反応系中のpHと反応物質の濃度に大きく依存する。その速度は酸性中にむいては皆無であり,アルカリ性中では速い。pH12以上では平行なA,B二つの過程が現れる。Aはシアンイオン度<0.0004Mの低濃度で,水酸イオン濃度>pH13の高濃度て現れ,(-d〔MnO<sup>-</sup><sub>4</sub>〕/dt)A=k<sub>2</sub>〔MnO<sup>-</sup><sub>4</sub>〕〔CN<sup>-</sup>〕で表わされる。k<sub>2</sub>は水酸イオン濃度に無関係であり,マンガン,バリウムイオンの存在にはあまり影響されない。positire raltの影響は見出され,<sup>18</sup>Oに富む過マンガン酸を用いた標識実験から生成シアン酸塩中に含まれる酸素はおもに酸化剤から来ることがわかった。第二の反応過程Bは反応物質の高濃度,低塩基性で現れ,アーレニウヌのプロットは直線にならない。pH13では,過マンガン酸からは15~25%の<sup>18</sup>Oの移動が生じ,その速度は次式により示される。(-d〔MnO<sup>-</sup><sub>4</sub>〕/dt)B=k<sub>3</sub>〔MnO<sup>-</sup><sub>4</sub>〕〔CU<sup>-</sup>〕<sup>2</sup>/〔OH<sup>-</sup>〕;図11表8参25(沢井)
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