抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
炉内の温度分布を実測によって求めることは実際に因難であるが,本報では,炉胸部における温度分布を理論的に推算する解析方法について報告する.すなわち,炉頂部の温度分布の実測値に基づいて,有効熱伝導度keをパラメーターとして,炉胸部の任意の位置における温度を理論的に求める数値計算法を提出した.この計算法は,高炉の操業原理を明らかにし,さらに,操業条件を決定するのに利用できる.高炉胸部を移動層反応装置とみなし,炉胸部の微小円環部分について熱収支を行ない,基礎方程式を誘導して,これを差分方程式に書きかえた.そして,炉頂部の温度分布の実測値と炉胸部のke分布を適用して,炉頂部より炉内下方へ向って逐次計算して温度分布を求めたが,計算値と実測値の間によい一致が得られた.