抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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パイロフィライト系クレー,けいそう土および石英を原料とし,多量の水の存在下における石灰との反応を92~95°Cの加熱状態(一次反応)および8kg/cm
2でオートクレーブ処理(二次反応)を行なわせ,各試料の反応量,生成物の同定,アルミナ溶解量ならびにCaO/SiO
2モル比を化学分析,X線回折,示差熱分析によって検討した.保温材として必要なかさ比重の小さい製品を作るにはトバモライトゲルを生成することが必要条件となり,このためけいそう土は最も適当な原料である.パイロフィライト系クレーは反応性が低く,アルミナがトバモライト結晶の生成を阻害するので好ましくない:参9