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J-GLOBAL ID:201602000864295050   整理番号:66A0287943

微少作物試料中の微量マンガンの非破壊放射化分析法

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資料名:
巻:ページ: 424-426  発行年: 1964年 
JST資料番号: F0880A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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作物中のマンガンの微視的挙動を研究するため,56Mnを用いた非破壊放射化分析法を確立し,これを用いて水稲におけるマンガンの分布状態を調べた。すなわち,JRR-1原子炉中で1分間試料照射を行ない,1.5~2時間冷却したのち,γスペクトロメトリーにより56Mnのカウントを行ない,標準のマンガン試料と比較し,試料中におけるマンガンの定量を行なった。この方法により10mg程度の玄米1個中におけるマンガンの定量が精度良く分析できた。さらに本法を用いて水稲のマンガン吸収におよぼす光の影響を調べるため,水稲が48時間中に吸収した量および分布を各器官別に調べた。その結果,日光をしゃへいした水稲においては,マンガンの吸収の低下が見られこれはこれまでわかっている窒素,りん,カリ等の養分吸収と同様な傾向である。また,一般にマンガンは葉鞘よりも葉身に多く移行する事がわかった。この傾向は光をしゃへいした試料について特にはなはだしかった。その他生長しつつある穂や稈に,日光照射時にマンガンの移行が多かった。これらの結果から水稲によるマンガンの吸収が日射に左右されている事が明らかである;図1表3参1
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