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J-GLOBAL ID:201602000864460329   整理番号:71A0377709

1,1,1-トリクロルエタンの毒性に関する知見補遺 I マウスに対する1,1,1-トリクロルエタン吸入暴露の影響

著者 (2件):
資料名:
巻: 13  号:ページ: 226-227  発行年: 1971年 
JST資料番号: F0261A  ISSN: 0047-1879  CODEN: SAIGB   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN) 
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低毒性の溶剤として使用量の高まりつつある1,1,1-トリクロルエタン(T)についてマウスにT蒸気を吸入暴露させた場合のLC50,車回し運動に及ぼす影響を観察した.130~14,700ppm各濃度のT蒸気に1回2時間吸入暴露させた場合の死亡状況は,100%死亡濃度と時間の積がほぼ一定という関係が認められ,Blissのprobit法によるLC50は3,911ppm(21,355mg/m3)であった.また約1,000ppm,2時間暴露を隔日繰り返して車回し運動の状態をみると,吸入暴露の回数が進むに従いマウスの中枢神経の興奮によると考えられる運動量の増加割合が大きくなる傾向を認めた.病理組織学的所見としては,肺充血,肝うっ血,胆管周囲炎病像,ひ臓ろ胞増生などが認められた:参13
引用文献 (14件):
  • 1) Stewart., R, D.: The toxicology of methyl chloroform, J. Occup. Med., 5: 259-262, 1963.
  • 2) Stewart, R. D.: The toxicology of 1.1.1-trichloroethane, Ann. Occup. Hyg., 11:71-79, 1968.
  • 3) 竹内康浩:1,1,1,2-,1,1,2,2-テトラクロロエタンおよび1,1,1-トリクロロエタンの毒性の比較に関する実験的研究,産業医学,8:371-374,1966.
  • 4) 原一郎:職業病症例の記録1,メチルクロロホルム中毒,大阪府立公衆衛生研究所研究報告労働衛生編7:64-67,1969.
  • 5) 深堀すみ江:メチルクロロホルム暴露後の呼気濃度について,労働科学,46:535-543,1970.
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