抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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低毒性の溶剤として使用量の高まりつつある1,1,1-トリクロルエタン(T)についてマウスにT蒸気を吸入暴露させた場合のLC
50,車回し運動に及ぼす影響を観察した.130~14,700ppm各濃度のT蒸気に1回2時間吸入暴露させた場合の死亡状況は,100%死亡濃度と時間の積がほぼ一定という関係が認められ,Blissのprobit法によるLC
50は3,911ppm(21,355mg/m
3)であった.また約1,000ppm,2時間暴露を隔日繰り返して車回し運動の状態をみると,吸入暴露の回数が進むに従いマウスの中枢神経の興奮によると考えられる運動量の増加割合が大きくなる傾向を認めた.病理組織学的所見としては,肺充血,肝うっ血,胆管周囲炎病像,ひ臓ろ胞増生などが認められた:参13