抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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人工飼料で無菌飼育をした3齢起蚕に軟化病ウイルス(FV)液を種々の濃度で接種し,中腸皮膜組織の病変を観察した。感染初期には,はい状細胞のピロニン好染化と円筒状細胞にピロニン好染性封入体がみられた。齢の中期以後になると,はい状細胞の欠除や円筒状細胞内封入体の消失など末期的症状がみられた。就眠中には,再生細胞による病患部の修復現象がみられ,中腸皮膜組織が防衛機構をもつものと考えられた;写図16表1参18