抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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調製したてのプロトアクチニウム硝酸溶液および調製してから4か月間放置したプロトアクチニウム硝酸溶液を使って,TBP(ベンゼン溶液)抽出の際の平衡到達速度を調べた。その結果,新しいプロトアクチニウム溶液の場合は数分間で平衡に達し,抽出および逆抽出の分配係数はほとんど一致することがわかった。とこるが古い溶液の場合は100時間ふりまぜても平衡には達せず非抽出形のプロトアクチニウムの存在が考えられる。すなわち,古い溶液の場合には6N硝酸の場合でも,プロトアクチニウムの45%が非抽出形であった。新しい溶液では,プロトアクチニウム濃度が10
-7から10
-12Mまで変っても分配係数とは無関係であり,このことは,水相中でも有機相中でもプロトアクチニウムの重合はおこっていないことを示すものである。この抽出の技術を使ってプロトアクチニウムの存在状態の研究が可能である;図6表1参9