抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ウシ肺のカリクレイン不活因子(I)に対する抗血清血中の抗体を調整し,Iの高次構造と抗原性との関係を検討.超遠心分析からIは単一な低分子量物質であることが判明.ウサギの足および背に4週間おいて0.35mgのIを皮内注射,さらに2週間後追加投与として0.7mgを静注して10日後に採血して抗血清を得た.抗血清中,最高抗体含量は5,830mg/lであった.抗血清をSepha-dexG200で分画すると第二ピークのみに抗体活性がみられた.この抗体はIに吸着してIのトリプシン阻害効果を抑止する.Iを還元アルキル化すると,受動皮膚アナフィラキシー法によってのみ抗原性が認められた.受動赤血球凝集阻止反応では,Iを還元すると抗原性がなく,再生化すれば抗原性が回復した.Iの抗原性はその高次構造によって発現されると結論:参20