抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Chlorellaひ酸塩吸収に関する報告に細胞内ひ酸塩は細胞外のひ酸塩と部分的に交換することが述べられている。この場合細胞内において部分的に不溶性のひ酸塩が生ずるようであるが,著者はChlorella用いてひ酸塩,亜ひ酸塩の還元について検討した。Chlorellaを29°Cの光照射下で。
74Asで標識したひ酸と共に培養し,後これを10%TCAで処理不溶性区分と酸可溶性区分とに分離した。またこの可溶性区分をりんモリブデン酸およびひ素モリブデン酸含有イソブタノールで抽出し,水相と有機溶媒相に分離し,各区分中の放射能を測定。その結果,イソブタノール相中の放射能は最大で,ついで水相中および不溶性区分中の順であった。またこの場合各区分とも約15分で平衡に達している。また,この有機相可溶区分をペーパークロマトにかけて
74Asの分布を見たところ,ひ酸および亜ひ酸区分申にその存在を認めた。これらの結果から,Chlorellaは吸収したひ酸を一部亜ひ酸に還元していることを認めた(野中修)