抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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新しいd-3-アセトキシーcis-2,3-ジヒドロー5-[2-(ジノチルアミノ)エチル]-2(P-メトキシフェニル)-1,5-ベンゾチアゼピン-4(5H)-オン塩酸塩(CRD-401)は冠状血管拡張作用を有していることが知られている.そこでこのものの抗不整脈作用について検討した.モルモットのエピネフィリン誘発不整脈に対してこのものはプロプラノロールより弱いが抗不整脈作用を有し,その持総時間ではプロプラノロールの7倍以上であった.またウアベイン誘発不整脈に対してはCRD-401およびプロプラノロールは同様の抑制作用を示した.キニジンではこれらの誘発不整脈に対しては作用は弱かった.またイソプロテレノールの陽性変時作用に対しプロプラノロールは競合的きっ抗を示したが,CRD-401には非競合的きっ抗がみられた:参10