抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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静岡県富士市の被圧地下水は昭和35年から急速にCl
-が増加し始めた.塩水化した地下水の化学組成は塩水化初期にはCaCI2型を示し,海水の侵入を想定した計算値よりCa
2+がかなり高く,Na
+,K
+,HCO
3-が低いなどの特徴を示す.しかし次第に上記成分は海水の侵入を想定した計算値に近づくこと,またCl-の最高値が18,000ppmであることなどから塩水化の原因は海水の侵入によるものであることは確実である.塩水化初期の化学組成は海水の侵入過程で地層と海水の化学反応が行なわれたためであるといういくつかの実験を行ない,この結果海水と帯水層中の粘土とのイオン交換反応,溶出反応が地層中で行なわれていることが明らかになった:参8