抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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腹内側を破壊する手術によって摂食量が著しく増加したラット(hp群)に,対照飼料と,味またはにおい物質を添加した飼料とを同時に給与し,両者の摂食率の差をみて,飼料の選択能力を比較した.手術後10~20日間の動的相にあるhp群ラットは,対照群に比べ,酢酸の添加に鋭敏に反応し,手術後60日を経過したものは塩酸キニンについても反応した.手術後70~83日間の平衡相のhy群ラットは,NH
4OH添加飼料に反応し,hy群のラットは動的相,平衡相のどちらにおいても,不快な味物質を添加した飼料に対する選択能力が鋭敏になった.ナフタリンの添加は,hy群と対照群との間の有意差はなく,この手術は臭覚にはまったく影響がないことが知られた:参9