抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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最近,フレロフ等によって非常に長い寿命をもった自然崩壊核分裂黙の存在が報告されている。試料として鉛ガラス等を使い比例計請で測定して得られたもので,崩壊率は年10
-21から10
-20と決めている。著者等はこれを確かめるため,鉛鉱石の中に数百万年蓄積された核分裂飛跡を検出するという方法で行なわれた。これらの飛跡よく知られた重い要素の自然-及び誘導-核分裂によって引き起される飛跡から統計的に分離されなければならないが,これらの飛鉢の長さは25-40%長いはずである。測定結果は金及び鉛を含んだ鉱石について,平均寿命の下限は95%の精度
197Auは1×10
25年,
208Pbは2×10
23年,
206Pb及び
207Pbは1×10
23年,また
204Pbは7×10
21年であった。これらの試料での核分裂率はフレロフ等が報告した値の10
-3以下であると考えられる。もしもPbの自熊核分裂崩壊がシェイプアイソマーによるならば,この測定でも軸されるべきである。結局これらの重い要素の鉱石に超重元素の存在を証明する核分裂飛跡を発見する事が出来なかった(的場優);写図1表1参15