抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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肌焼鋼SCM21にV及びTiをそれぞれ0.05,0.1%添加した4鋼種各200kgを大気中誘導炉で溶解し,素材調査を行ない焼入性を調べ,浸炭後の表層からの硬さの変化を求め,6時間保持における加熱温度とまた結晶粒度の関係,SCM21の加熱温度と結晶粒の関係を求めた.また浸炭温度による結晶粒の大小を検鏡により観察した.次に0.1%Ti鋼のTiN析出量と温度保持時間の関係,高温焼入後180°Cに焼戻した場合の芯部の機械的性質を各鋼種につき求めた結晶成長性を調べた結果950°C長時間浸炭ではV効果がなくTi0.1%の鋼種が良好で,AlNの多いSCM21もこれに匹敵する性能を示したが,1.000°Cを超えるとTi0.1%のものが最良であり,また機械的性質もTi入りの鋼種は特に優れた衝撃値を示した.