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J-GLOBAL ID:201602002037162507   整理番号:70A0365359

ヒドラジン誘導体の結晶構造 ジベンザルヒドラジンC14H12N2の結晶構造

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資料名:
巻: 18  号: 1/2  ページ: 43-54  発行年: 1970年 
JST資料番号: G0438A  ISSN: 0474-781X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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c軸にそって伸びの方向をもった黄色単結晶をエタノール溶液からつくり,Niフィルターを通したCuKα線を使って振動,進行,等傾斜多重フィルム写真を得た.系統的消去法から導いた単位格子はa=13.058,b=11.736,c=7.561Å,空間群D2h14-Pbcnであった.(001)面上のPatterson投影からN原子の弧立電子対とメチンのH原子がシスーシスとトランスートランスの分子形が可能であるが後者のみが分子充てんから考えて妥当である.(002)と(083)面の強い反射から原子の座標を求め最小二乗法で改良し,また温度因子を求めた分子構造はベンゼン環のC-H平均=1.05Å,C-C平均=1.381Å,およびN-N=1.41lÅ,C-N=1.269Å,側鎖C-C=1.451Å,∠C=N-N=111°となった.C-N距離は隣りのN-Nとベンゼン環から電子を吸引することによって二重結合と三重結合の中間になっていることを示す.その結果N-N距離はジホルミルヒドラジンなどのときより少し長くなっていることもわかる.∠C=N-NはN原子の弧立電子対とC=N結合の電子との反発によるものと考えられる.分子の単位格子中における配列の間隔から結晶の結合はファンデルワールズカによるものと考えられこのことは同族体の融点からの推定と一致する:参10
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