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J-GLOBAL ID：201602002111117411   整理番号：70A0373310

狭心症に対するプロプラノロールとアルプレノロールとの効果 二重盲検法による検討

著者 (6件)： 榊原博 (大阪大(医)) ,  松谷公夫 (大阪大(医)) ,  望月茂樹 (大阪大(医)) ,  北畠顕 (大阪大(医)) ,  高岸慎八 (大阪大(医)) ,  他6名 (大阪大(医))
資料名： Jpn Circ J  (Japanese Circulation Journal)
巻： 34  号： 4  ページ： 319-333  発行年： 1970年 
JST資料番号： F0908A  ISSN： 0047-1828  CODEN： NJUGA   資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN) 

抄録/ポイント： 冠状動脈硬化に基くと診断された定型的狭心症21例にプロプラノロール(I)(60mg/日),アルプレノロール(II)(150mg/日)およびプラセボ(III)を二重盲検,cross-over法で投与し,狭心発作に対する効果の検定を行なった.IとIIはともに皿期間ないし試験前期間に比し狭心発作回数を有意に減少させた.発作回数が試験前期間に比し50%以下に減少したものがともに対象症例の53%にみられた.IIIのそれ(31%)とは有意差がなかった.担当医の概括的判定により好転とみられたのはI期間で対象症例の68%,II期間で60%であった.IIIのそれは37%であった.Iは心拍数,血圧などに対し,抑制的影響を示したが,IIの影響は軽微であった.以上からI,IIはともに抗狭心効果を有することが示された:参23

引用文献 (23件)：

• 1. GILLAM, P.M.S. & PRICHARD, B.N.C.: Use of propranolol in angina pectoris. Brit. Med. J. 2: 337, 1965.
• 2. WOLFSON, S., HEINLE, R.A., HERMAN, M.V., KEMP, H.G., SULLIVAN, J.M., & GORLIN, R.: Propranolol and angina pectoris. Am. J. Cardiol. 18: 345, 1966.
• 3. HAMER, J. & SOwTON, E.: Effects of propranolol on exercise tolerance in angina pectoris. Am. J. Cardiol. 18: 354, 1966.
• 4. GRANT, R.H.E., KEELAN, P., KERNOHAN, R.J., LEONARD, J.C., NANCEKIEVILL, L., & SINCLAIR, K.: Multicenter trial of propranolol in angina pectoris. Am. J. Cardiol. 18: 361, 1966.
• 5. GILLAM, P.M.S. & PRICHARD, B.N.C.: Propranolol in the therapy of angina pectoris. Am. J. Cardiol. 18: 366, 1966.

タイトルに関連する用語 (4件)： 狭心症 ,  プロプラノロール ,  アルプレノロール ,  二重盲検法