抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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題記油田地域について主としてこれをもたらした堆積盆地の古地理学的考察と構造の発展史を通じて,石油鉱床生成の時期を論じた.すなわち,小滝・上浜油田は先笹岡階の造構期に石油の集積を完了し,さらにその大部分が削剥により逸散した.院内・桂坂油田は鮪川階末期の造構期に石油が集積した.とくに院内油田については,この造構期に背斜が生長し,スラストができる前に大部分の石油の集積が終ったと考える.また,これらの議論を通じ,石油鉱床の生成について,母岩・貯留岩・トラップの3大要素のほかに,とくに構造生成の時期が大きな支配要素であることを強調している.すなわち,院内油田の船川層中の油層は,その構造生成時期がおそいため,充分な集油ができなかったのであろう.