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J-GLOBAL ID:201602002151361757   整理番号:65A0235152

ルブミン-131I静注後のマウス皮ふ蓄積に対するエストラジジオールの影響

Effect of estradiol on albuminI in the akin of mice following intravenous injection.
著者 (3件):
資料名:
巻: 119  号:ページ: 358-360  発行年: 1965年 
JST資料番号: D0157A  ISSN: 0037-9727  CODEN: PSEBA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA) 
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エストラジオールで処理した動物に131Iを静注すると,131Iの皮ふへの蓄積が増加することがわかった.実験方法として25-30gの雄マウスに油性,または水溶性のエストラジオールを,対照群には油のみを5日間0.1cc皮下注射し,その後ヒト-アルブミン-131Iを0.1cc.尾静脈に注射した.注射8時間後,動物を断頭し,皮ふを細切して90%ぎ酸15mlに入れ,1時間,15lb圧,250°Fでautoclaveした.冷却後振とうし“Silver Saddle”に5mlを入れ一夜放置後,その1mlずつをgas flow appara tusで3回調べた.注射後4分は対照群と差はなかった.この4分は循環時間と一致するから,皮ふ血液量はエストロゲンによっては影響されないことがわかった.注射後8時間ではエストロゲン処理詳の皮ふにはアルブミン-131Iを多く含んでおり,エストロゲン25mgで35%の増加を示した.125mgではその毒性作用のため対照群と同じであった.テストステロンプロピネートは影響なく,コーチゾンではアルブミン-131Iの減少をきたした.アルブミンの血管から皮ふへの移行機構は血管壁間質を通り,リンパ流を経て血管に帰ることが考えられる.皮ふにおけるアルブミン-131Iの増加の説明として,アルブミンの血管壁間質を通過する量が増加したためか,またはリンパ流を経て血管に帰る量が減少したか,または両者の原因によるものかが考えられる.もう1つの考えとして,エストロゲン処理により皮ふのhyaluronic acidの増加をきたし,そのmolecular sieving actionのためとその分子量のために皮ふにアルブミンが増加することが考えられる;表1参6(川崎 満雄)
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