抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
アルミニウム合金は鉄鋼材料に比して融点が低いので,同質材同志の組合せでは溶融・溶着・摩耗による焼付現象を生じやすい.しかし過共晶Al-Si合金は例外で同質材同志でも比較的低速(約1m/s以下)では焼付を生ぜず,低速の範囲に臨界速度を有する炭素鋼あるいは鋳鉄より耐摩耗性のすぐれる場合もある.一般的に耐摩耗性は過共晶Al-Si合金,Y合金,ローエックス,ラウタルの順.とくに過共晶Al-Si合金は速度,圧力のいかんに関せずきわめてすぐれた耐摩耗性を示す.炭素鋼を相手にした場合には,いずれのAl合金も速度,圧力のいかんによらず焼付を生ずることなく,摩耗は非常にわずかであり,また相手の炭素鋼の摩耗もきわめて少ない.