抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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208Pbは軽い核の閉殻とちがってかなり良い閉殻になっている。この実験の目的は
208Pbの基底状態にどれ位2h-2Pの成分が含まれているかを調べるのが目的で行なわれた。すなわち
208Pbの基底状態に2h-2P状態が含まれていれば
206Pb(d,P),
208pb(d,t)で同じ2h-lp準位が観測されるはずである。(d,d’)はこれら両方の反応で出て来る準位の確定のために行なわれた。dのエネルギーは17MeVでタンデム加速器が用いられた。100本以上の準位が観測され,その内70本の角分布が(d,P),(d,t)共にDWBAの計算と比較された。
206Pb(d,P)反応では,2h-1P準位のあるものは,かなり分散されているようである。またi
11/2,j
15/22p-1hらしい準位もみつかった。(d,t)反応で弱い(5μb/sr以下)ものの中には,DWBAでは説明出来ないものが沢山あった。これらは多分1-step以外の反応機構を考えないといげないだろう。(d,t)による2P-1h準位の観測により.
208Pbの閉殻は.約4.7%(2g
9/2)
2,≦4.70%(3d
5/2)
2≦1,2%(4S
1/2)2の粒子対+
206Pbの形で書けるようである(あわ屋隆);写図12表5参23