抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
重油専焼ボイラの高温腐食現象を解明し,その対策を確立するために,実験用重油燃焼炉を用いて,主としてボイラ用鋼管を対象とし,重油灰による腐食とマグネシア,石灰,ドロマイトなどの腐食防止剤添加による防食効果について検討.その結果,腐食性バナジウム化合物を含む重油灰による高温腐食試験において各種鋼管材料間のクロム含有量の差による耐食性はクロム含有量に比例して向上するが,18%以上を含有する鋼管では腐食量の差は認められなくなる.すでに鋼管表面に重油灰が付着している状態において,その上に腐食防止剤を添加してもその効果は少ない.腐食防止剤の添加量は,重油灰分に対し50%添加すれば腐食量は激減し,良好な防食効果を期待し得る.重油専焼を行なった炉内各部の灰分の実態を調査して,将来重油専焼期間が長期にわたれば,バナジウム腐食の起こる可能性は十分ある.等を明らかにした.