抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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フットを用い,胃酸分泌を標示としてグルコース感受性細胞について検討を行なった.その結果,(1)インシュリン(I)の胃酸分泌作用は,用量-反応が直線関係を示し,また,両側迷走神経切断により完全に消失した.(2)アトロピン(II),ヘキサメトニウム(III),モルフィン(IV),メタンフェタミン,レセルピン,クロルプロマジンの少量静脈内投与はIの胃酸分泌作用に抑制的に作用した.(3)2-デオキシ-D-グルコースの胃酸分泌作用は,用量-反応関係が直線であり,両側迷走神経切断により完全に消失し,II,III,IVにより著明に抑制された.(4)下垂体摘除はIの胃酸分泌作用を著明に増大した.(5)副じん摘除はI投与で著明な血糖低下を認めたが,胃酸分泌はまったくなかった.下垂体の同時摘除は胃酸分泌を促進した.(6)ACTHはIの胃酸分泌を抑制し,コルチゾンは著明に増強した:参33