抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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輸入カニクイザルを普通の飼育条件下におき,はしかウイルスの自然感染を血清学的,病理組織学的に調査した.摘出リンパ節に巨細胞の出現をみたサルはすべて一週間後に抗体上昇を示し,この病理組織変化がウイルスの自然感染によるものと推測。サルに各種のはしかウイルスの皮下接種を行ない,リンパ組織における巨細胞形成能を比較したところ,患老からの新鮮分離材料およびサル一代通過材料では100%のひん度で著明な巨細胞形成がみられた.ところが弱毒生ワクチン株や実験室継代株では,ほとんどのサルに巨細胞形成をみなかった.実験室継代株のいくっかは弱毒化されていないにもかかわらず,巨細胞形成をみないので,ウイルスの毒力と病理組織変化とのはっきりした相関関係は明らかではない:参20