抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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被服,特に肌着の生理学についての過去の研究を概説し批判し,ついで被服生理学の現状を説明する。特に研究方法を(1)くつ下での試験,(2)肌着での試験について説明し,最後に乾いた織物特に羊毛が,空気中の水分を吸収し熱を放散することによる温度調節効果として知られる“吸収熱”の問題に触れ,この現象はポリエステル繊維のような疎水性繊維でもみられることを指摘する。結論として被服の生理学的機能にとって重要なのは,原料繊維の親水性の差等よりは,むしろ糸の種類,織り方,裁断法,体への適合,構成布の類等であることを指摘する;参3