抄録/ポイント:
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2-カルボキシ-9-メチルフルオレン(I)を合成しKOH-D
2O溶液中で放置し,9位の水素の97~99%を重水素置換させた.これらのI-9-h体とI-9-d体それぞれ(-)および(+)体に光学分割し,それらの酸塩化物をへて2-N,N-ジメチルカルボアミド-9-メチルフルオレン(II)を合成した.これらのうち(-)-I-h体,(-)-II-h体はd置換溶媒中,また(-)-I-d体,(-)-II-d体は通常の溶媒中それぞれ塩基性触媒と接触させると9位の水素のみ溶媒の活性水素と交換反応をおこすと共にラセミ化もおこり,一般にこの二つの反応率は大差がないと云う知見を得た.たとえば(-)-I-h体濃度0.3M,溶媒DO-CH
2-CH
2-OD,塩基触媒DO-CH
2-CH
2-OK,濃度0.1M,温度25°,3時間放置とき(-)-I-hの83%はラセミ化したが同時にその84%はI-d体に同位体変換をおこした.このように(-)-I-hおよび(-)-II-h体に対して上例以外にKOD-D
2O,KHCO
3-DO-CH
2-CH
2OD,C
6H
5OK-(CH
3)
3CODなどを,また(-)-I-dおよび(-)-II-d体に対しては通常の触媒としてC
6H
5OK,NH
3,(CH
3)
4,NOC
6H
5,n-C
3H
7NH
2,(n-C
3H
7)
2NH,(n-C
3H
7)
3N,(C
2H
5)
3N,(CH
3)
3N,CH
3OKなどを,また溶媒としてCH
3OH,C
6H
5OH,(CH
3)
2SO,C
5H
5N,(CH
3)
3COH,C
4H
8Oなどを用い52の条件で測定したところ(-)-II-dは第三級ブタノール中アンモニアの・・・