抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大豆幼植物に12時間
15Nを吸収させ,標識チッソ(
15N)の体内移行と合わせて体内既存の非標識チッソ(
14N)の移行も同時に検討した。実験中根から地上部に送られた
16Nと
14Nの比率は,実験1(無通気水耕液使用)では51:49であったが実験2(通気水耕液使用)では80:20と
15Nの割合が高かった。茎の先端生長部に流入したチッソも
15Nと
14Nより成るが,その比率は根から送られる当初のチッソの比率とは異なりいずれも
14Nの割合が著しく高く,実験1で16:84,実験2で30:70であった。葉に流入したチッソははく皮処理(葉柄のふるい管を熱で閉鎖する)を施した葉を用いて推定した。それ,によると葉に流入したチッソの
15Nと
14Nの構成比は,根から地上部に送られたチッソの構成比と先端生長部に流入したチッソのそれとの丁度中間値を示したが,各葉位の葉にっいて比較すると,葉位の高い若い葉ほど
16Nの割合が低下し,逆に
14Nの割合が増加した。したがって根から地上部に送られたチッソが茎を上昇し生長部に近づくにっれ,移行チッソの中に占める口Nの割合は連続的に増加して行くものと考えられる